ストライド走法のメリット・デメリットを現役ランナーが詳しく解説!

ランニング
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こんな人いませんか?

  • 「ストライド走法ってどんなメリットとデメリットがあるのかなあ?」
  • 「ストライドを大きくしてみようかなあ」
  • 「ストライドってそもそも何?」

こんな人のために、本記事ではストライド走法とは何か、そしてストライド走法のメリット・デメリットについて解説しています。

 

私はランニング歴が10年以上で、日々ランニングについて勉強しています。

ぜひ、参考にしてみてください!

 

 

ストライド走法とは

まず、ストライド走法がどんなものかについて解説します。

 

ランニングにおけるストライドとピッチについて

ランニングの速さは、ストライドとピッチで決まります。

 

ストライドとは、簡単に言うと走るときの歩幅のことです。

ストライドは、身長によっても変わるので、どれくらいの長さが平均とかはありません。

 

これに対し、ピッチとは走るときの足の回転のことです。

よく、1分間に何回足が回転したかでピッチを表すことが多いです。

ピッチも身長によって変わりますが、一流選手の場合、180回/1分になることが多いです。

このピッチ数は、速く走るためにもケガを予防するためにも最適だと言われています。

 

このストライド×ピッチで前に進むことができるのです。

 

ストライド走法とピッチ走法の違い

ストライドとピッチについて理解したところで、ストライド走法とピッチ走法の違いについて解説します。

 

ストライド走法とは

ストライド走法とは、ストライドが長い走り方のことをです。

ストライド走法は、ストライドが何cm以上という基準はなく、身長に対して歩幅が人より大きいかで判断されます。

ストライド走法は、あまりフルマラソンでは見られず、中距離から10キロのレースなんかでよく見かけます。

また、日本人よりも黒人、女性よりも男性の方に多い傾向があります。

 

ピッチ走法とは

ピッチ走法とは、ピッチが速い走り方のことです。

だいたい、180回/1分以上のピッチになるとピッチ走法と呼ばれます。

ピッチ走法は、フルマラソンレースではよく見かけます。

また、一流の日本女子選手もピッチ走法であることが多いです。

 

 

ストライド走法のメリット3つ

次に、ストライド走法のメリットを3つ解説します。

 

1.スピードに乗れる

1つ目は、スピードに乗れることです。

ストライド走法は、筋力を上手く利用して前に進むので、スピード感のある走りをすることができます。

そのため、スピードが必要な短距離では、ほとんどの選手のストライドはとても広いです。

陸上男子100mの世界記録者のウサイン・ボルト選手の最速地点でのストライドはなんと2.75mということですから驚きです。

スピードを出すためには、ピッチを上げるよりもストライドを広げた方が良いです。

 

2.背の高い人に有利

2つ目は、背の高い人に有利だということです。

ストライド走法は、背の高い人が得意とする傾向にあります。

背の高い人は、足が長いせいで上手くピッチを上げづらい代わりに、ストライドを広くすることで前への推進力を生み出します。

 

もちろん、背の低い人でも関節の可動域が広いことを利用してストライド走法になる人もいます。

しかし、足が長いことを考えると背の高い方がストライド走法をやるには有利ということになります。

 

3.ピッチが速くなくても前に進める

3つ目は、ピッチが速くなくても前に進めるということです。

先ほど、ランナーはストライド×ピッチで前への推進力を生み出すと説明しました。

よって、より速く走るためには、ストライドを広くするか、ピッチを速くするかの2種類になるということです。

しかし、ここでピッチがそこまで速くなくても、ストライドが広ければ前への推進力は十分に得られます。

 

テレビなんかで、トップランナーがゆったり走っているように見えるのにペースがとても速いというギャップを感じたことはありませんか?

そして、その選手を横から見るとかなり大きなストライドをしていますよね。

これがピッチはそこまで速くないのに、推進力を得られる秘訣です。

 

ストライド走法のデメリット5つ

そして、ストライド走法のデメリットを5つ解説します。

 

1.着地衝撃が大きい

1つ目は、着地衝撃が大きいということです。

ストライド走法は、歩幅が広いため、空中にいる時間が長くなり、1歩1歩の着地衝撃は大きくなります。

そのため、無理にストライド走法をやろうとするとケガをする可能性があります。

フルマラソンであまりストライド走法を見かけないのも、着地衝撃を抑えるためです。

 

また、知らない人も多いかもしれませんが、ランニング時の着地衝撃によって、血液中の赤血球の細胞が破壊されてしまいます。

この現象を「溶血」といいます。

溶血が過度に起こると、貧血を引き起こしてしまうリスクもあります。

 

2.筋力が必要

2つ目は、筋力が必要だということです。

ストライド走法は筋肉のバネを利用して前への推進力を生み出す走法です。

そのため、筋力が少なければ前への推進力は少なくなってしまい、ストライド走法のメリットを生かせません。

そのため、筋力が少ない初心者がストライド走法を身につけるのには時間がかかります。

筋力がない状態でストライド走法をやると疲労やケガに繋がりますので、しっかりとベースとなる筋力をつけてからストライドを広げてみましょう。

 

3.疲れやすい

3つ目は、疲れやすいということです。

ストライド走法は、ピッチ走法に比べて、腕振りや足の動き、着地衝撃が大きいため、疲れやすいです。

疲れやすいため、レース終盤に急激にペースダウンをしてしまうこともあります。

 

さらに、疲れてくるとストライド走法はスピードを上げにくいです。

なので、私はレース終盤はストライドを広げることよりもピッチを上げることを意識して、急激なペースダウンを最小限にとどめられるようにしています。

 

4.スピードに変化をつけにくい

4つ目は、スピードに変化をつけにくいということです。

ストライド走法は、ピッチのようにリズムではなく、ストライドでスピードを調整しなければならないので、スピードに変化がつけにくいです。

ピッチのようにリズムでスピードを調整する方法は、比較的簡単ですが、走っていて今自分のストライドは何cmだと理解してスピードを調整するのは至難の技です。

スピードを容易に調整するためには、同じストライドでピッチだけを変えるようにした方が良いです。

 

5.背の低い人には難しい

5つ目は、背の低い人には難しいということです。

当たり前ですが、背の低い人ほど足は短く、なかなかストライドを広くすることは困難です。

背の低い人でもストライド走法をやることは可能ですが、相当ダイナミックな走りになり、エネルギーを大量に消費してしまいがちです。

 

しかし、だからといって背の低い人はピッチ走法をやるしかないということではありません。

アテネオリンピックの女子マラソンで金メダルを獲得した野口みずきさんは、身長が150cmの大変小柄なのにも関わらず、ストライドはなんとほぼ身長と同じ148cmだったのです。

しっかりと練習を積み、筋力をつければ、背の低い人でもストライド走法を身につけることはできるんです。

 

 

 

最後に、この記事のまとめをします。

  • ストライドとは歩幅のことを表し、ストライド走法とはストライドが身長のわりに広い走法のこと
  • ストライド走法のメリットは、スピードに乗れる、背の高い人に有利な、ピッチが速くなくても前に進めること
  • ストライド走法のデメリットは、着地衝撃が大きい、筋力が必要、疲れやすい、スピードに変化をつけにくい、背の低い人には難しいこと

 

以上です!

 

ストライド走法は、速く走れそうに見えますが、初心者がいきなり取り入れてしまうとケガをしたりする怖れもあります。

そういったリスクを理解して、ストライド走法を習得したい人は地道に練習を積み重ねていきましょう!

 

この記事を読み、ストライド走法について理解し、日々の練習や大会に生かしてもらえれば幸いです。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました!

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