今回は、私が思う陸上の努力論を語りたいと思います。
何かに例えたいと思って、結構考えました。
そして、たどり着いたのが「ルービックキューブ」です。
自分で言うのもですが、結構よく例えられています。
ルービックキューブを陸上で例えるとこんな感じです。
- ルービックキューブをやる→努力
- 1面そろう→小さな成果
- 全面そろう→大きな成果
例えに関しては、後でまたいくつか出てきます。
ルービックキューブを完成させるための手順・スピードはいろいろ
ルービックキューブを完成させるための「正解」というのはありません。
人によって様々です。
陸上の努力にも正解はないと思っています。
そんなものがあったら、みんな速くなれます。
しかし、実際そうではありません。
「正解の手順」というものが1つじゃないからこそ、みんな苦労するのです。
また、ルービックキューブを完成させるスピードも人それぞれです。
ルービックキューブのプロは、ものすごいスピードで全面そろえます。
陸上選手の中にも、天性の才能、またはすさまじい努力などで、驚くべきスピードで成果を出す人もいます。
要するに、いろんな手順や個人差があるということです。
疲れたら休養も大事
ルービックキューブをずっとやっていると、脳が疲れます。
やり過ぎたら指とかも疲れることがあります。
陸上も練習をずっとやっていると心も体も疲れます。
こんなとき、必要なのが休養だと思います。
頭がさえない状態で、ルービックキューブをやっても、ただ時間が流れるだけで、疲れはたまっていく一方です。
そこに休養を入れることで、頭の回転が元通りになり、スムーズにルービックキューブ完成に繋がるでしょう。
ときには休むことも必要だと考えます。
プラトーとスランプ、そして引退
努力をやっていれば、プラトーやスランプ、引退を経験することがあります。
引退の意味は分かる人が多いと思いますが、プラトーとスランプの意味について補足しておきます。
プラトーとは、陸上でいうと記録の伸び悩み、スランプとは、記録の落ち込みのことです。
ルービックキューブで、わけが分からなくなったとき、多くの人の手は止まると思います。
この状態が、陸上の努力でいうプラトーです。
ここでしっかり考えられる人は、のちのち伸びてくると思います。
また、ルービックキューブで、せっかく一面がそろったのに、それを崩さないと全面そろわないこともあります。
今までの成果が崩され、また以前の状態に戻ってしまうこと、この状態が陸上の努力でいうスランプです。
こんなプラトーやスランプを経験していると、ついにはルービックキューブを完成させること自体を投げやる人もいます。
これが陸上でいう引退です。
しかし、ルービックキューブを完成させなければ、死ぬということはありません。
なので、私は別に陸上を引退しても、また別の道で頑張ればいいと思っています。
個人の自由だと思っています。
しかも、ルービックキューブは、またいつでもできます。
いつでも競技を再開することは可能なのです。
1つの努力や成果にこだわることについて
先ほど、スランプのところで触れましたが、ルービックキューブを完成させるためには、せっかくそろった面を崩さなければならないことがあります。
しかし、崩すことで全面がそろうことに繋がることが多いです。
陸上をやっていれば、小さな成果ってありますよね。
しかし、「その成果が出たのはこんな努力をしたからだ!」とその努力と小さな成果にこだわっていると、なかなか大きな成果に結び付かないことがあります。
ときには今までの努力や成果を少し崩してやることで、大きな成果に繋がることがあります。
もちろん、崩しすぎると元に戻らなくなってしまうので注意が必要です。
変えるのは少しずつでいいと思うので、1つの努力や成果にこだわらず、それを少し壊して、また新たな方法を探していく必要があると感じます。
こだわりを捨てることで道が開けることもあります。
ルービックキューブ完成!
試行錯誤を繰り返して、ついにルービックキューブが完成しました!
陸上で言えば、自己ベスト更新ですね。
誰でも自己ベストを更新できたら嬉しいです。
この達成感は自分でいろいろ試行錯誤したからこそ大きいんだと思います。
やっぱり、ルービックキューブと陸上の努力って、どこか似ている気がします。
ルービックキューブ完成後の話
ついに、ルービックキューブが完成(大きな成果を出し)ました!
次はどうしましょう。
もっと極めたければ、また1からやり直しです。
そもそも、大きな成果というのは、そう長くは続きません。
また小さな成果やプラトー、スランプなどを繰り返すことになります。
そうして繰り返していくうちに、コツもつかめてくると思います。
プラトーやスランプに陥ったときの対処方法もつかめてきます。
このように、最初は時間がかかっても、努力という経験を通す中で徐々にコツや対処法が分かってきます。
もちろん、中には対処できないプラトーやスランプに陥り、やめてしまう人もいます。
人それぞれです。
超人になると、ルービックキューブを目隠ししても完成させられる人もいます。
こういう人たちはもう感覚ですね。
陸上は自分の体を理解するのは、意外と難しいです。
感覚では調子がいいと感じても悪かったり、その逆もあり得ます。
しかし、努力の経験を通して、その感覚が徐々に研ぎ澄まされ、感覚と実際の現状が一致しやすくなると思います。
私はここを目指しています。
まとめ
以上、陸上の努力をルービックキューブに例えて紹介しました。
この文章を書く前に、なんと例えたらいいんだろうと考えましたが、ルービックキューブが一番しっくりきました。
こうやって言語化することで、今まではぼんやりしていたものがハッキリ見えてきて、スッキリします。
今後もこのようにぼんやりしていたものをハッキリさせていければなあと思っています。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました!
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